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2019.07.01

学校歯科健診の結果

こんばんは、院長の縄田竜哉です。

なわた歯科クリニックは粕屋中学校の校医をしていますので5〜6月に歯科健診に行っています。来院した子どもたちに聞くとまだ健診があっていない学校もあるようですが、最近は健診結果の用紙(ピンクの紙)を持って来られる来院者の方が増えてきました。忘れずにお持ちになってくださいね。

さて、昨年度のH30年粕屋町学校健診の統計調査の結果が届いていました。

粕屋町の6校の小中学校の結果と福岡県と全国の平均値を比べたものですが、今後の学校歯科保健の計画を立てるには大切な資料になります。

粕屋町の特徴としては、小学校の間は福岡県平均と虫歯の数などは大差ないのですが中学校の間に急激に悪くなっていきます。

これは普段診療していても感じることですが、小学校の間は保護者の方が定期的に連れてきてくれますが、中学校になると来院が途切れてしまいます。部活や塾など忙しくなることもあると思いますが、継続的に来院できるようにお手伝いしなければいけませんね。

もう一つのポイントは小学校の3年生くらいにありそうです。学校健診では、『C0』という初期虫歯をチェックするのですが、この初期虫歯が大きくならずに初期のまま維持されていれば治療の必要はないので初期虫歯の保有者の数は増えて行くはずです。

しかし、粕屋町では小学校3年生くらいを境目に初期虫歯の保有者数が減っていき代わりに虫歯の治療をした割合が増えていきます。ここから虫歯が大きくなっていき治療対象になっていることが分かります。

今後の粕屋町では

⑴小学校3〜6年生に徹底的にブラッシング指導を行い、フッ素やシーラントなどの予防処置を行いなが虫歯を大きくしないこと。

⑵歯の生え変わりを管理しながら中学校に移行しても継続来院してもらうこと。

の2点が必要なように思います。

子どもたちや保護者の方とお話ししながら、キレイなお口の子どもたちが増えるように地域のかかりつけ医としてできることをしていきます。

 

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